- インプラント埋入費用
- 検査、診査、外科手術など医師による手術費用
■内訳(一般的なケース)
1. 精密検査料金
2. 埋入手術費用
3. 二次手術費用
4. 歯周外科処置費用
5. 骨造成費用
6. 感染対策管理費用
- 上部構造、補綴物の費用
- 上部構造(クラウン)やアバットメント(土台)などのインプラントシステム費用
■内訳(一般的なケース)
7.アバットメント(土台)
8.上部構造(クラウン)
歯を失ったことを簡単に考えないで下さい。
手足の指のうち1本くらい失ってもいいやと思われますか?
歯も1本1本それぞれに大切な役割があります。
立川の地で開院して以来、当院では歯を失った部分に対して、初めからインプラントありきの考え方ではなく、インプラント治療よりも前から確立している治療法のブリッジや義歯、親知らずの歯牙移植も含めて総合的に検査させていただき、患者さんにとって何がベストかを考え、御提案をさせて頂きます。
インプラント治療は人工歯根であるインプラント体をアゴの骨の中に埋め込むだけの治療法ではなく、骨と結合したインプラントに最終的な人工歯を装着し機能させるブッリジや義歯などと同じ補綴治療です。
インプラントに装着された人工歯が患者さんの生活の一部になり、長い間使い続けて頂くことになります。
長い間、安定し機能し続ける状態を維持していかなければなりません。
インプラントは決して無敵のものではありませんので、ご自身の歯と同じように定期的なメンテナンスが絶対に必要になります。
過去にインプラント治療を受けられてトラブルを抱えた患者さんが、最近は立川以外からも多数来院されます。
残念なことに治療終了後のメンテナンスに通われていない方や、十分な説明を受けていないことで歯科医院とコミュニケーションが取れていない方をお見受け致します。
インプラントだけではありませんが、定期的なメンテナンスは必ず必要になります。
長いお付き合いが出来そうな歯科医院を選ばれて下さい。
インプラントも含めたご相談を希望される場合は、レントゲンと口腔内写真を撮影させて頂き、残っている歯の検査、咬み合わせの検査など、歯を失った部分に対して、治療する前に必要と考えられる基本検査をさせて頂きます。
健康保険治療で認められている検査に関しては、健康保険内で行わせて頂きます。
その場で診断をして、説明を始められるほど簡単なことではありませんので、後日もう一度お時間を頂戴し、詳細なご説明をさせて頂き、納得し理解して頂いた上で治療法を選択して頂きます。
インプラントを含めたご相談を希望される場合は御予約をお電話にてお取り下さい。
インプラント治療とは、骨の中に純チタン製(100%チタン)の小さなネジのような形状のインプラント体を埋め込み、骨と結合した後、その上に人工歯を固定する治療法です。 入れ歯やブリッジでは、歯茎より上の歯の形は再現できても、歯根を再現することはできません。インプラントでは、歯根までも再現することができ、見た目と機能の両面において元の自然に近い状態を再現します。
永久歯に継ぐ、第2の歯とも呼ばれ、天然歯とほとんど変わらない機能と外観を回復することができ、不幸にも失われた歯を補うための効果的な方法と言えます。
インプラント治療は年々進化しており、治療に必要な期間も短期化して来ています。
手術に伴う痛みや不快感を無くす方法も確立し、治療に関わる煩わしさは飛躍的に低下しつつあり、
骨がないことで、立川の他院では断られた方や、立川以外に在住しているために、より短期間での治療終了をお望みの方に適用可能な手術方法もございます。
当院では立川で開業して以来、1965年にブローネマルク博士が発見した、骨と結合する近代歯科インプラントを世界で初めて製品展開し、世界で最も長期の臨床実績を持つインプラントシステムのパイオニアである、ノーベルバイオケア社、ならびにストローマン社のインプラントを採用しております。
現在インプラントシステムは、世界中にあるメーカーから販売されているものをあわせると100種類以上あります。
研究開発費をかけて長期の研究実績を持ち、信頼性のあるインプラントシステムは価格が高くなりますし、後発のコピーメーカーは信頼性が低いため、価格は断然安くなります。
インプラントは体内で長期間利用するものですので、信頼性が高いインプラントシステムを使わなければなりません。
最近ではコピーメーカーのインプラントシステムを採用している医療機関が増えております。
安い価格設定でもやっていけるようにするために、治療精度や院内感染対策の質を落として病院経営をしているため、インプラント治療のトラブルが起こる事も多いようです。
現在は、立川市内をはじめ、立川市以外の歯科医院で行われたインプラント治療でトラブルが起き、治療のやり直しを希望される患者さんや、治療途中であってもセカンドオピニオンを希望されて来院される患者さんがいらっしゃいます。
患者さんのCTスキャンデータとNobelClinician™ソフトウェア(NobelBiocare社製)を組み合わせて使用しインプラント埋入手術のシミュレーションを何度も行い最終的に装着する人工歯が理想的な咬み合わせになるように安心・安全な治療計画を作成します。
この術前の計画通りの位置や深さにインプラントを埋め込むため、患者さんごとにサージカルテンプレートを作製し手術を行う方法です。
従来のインプラント治療では、CTスキャン等で術前に診査・診断を行うものの、歯肉を切開し、骨の状態を見ながら手術を行いますので、インプラントの埋め込む角度や位置は歯科医師の経験や治療技術に大きく頼っていました。
ガイデッドサージェリーによる手術では、術前に最終補綴物(人工歯)の位置から導かれた理想的なインプラントポジション(インプラントを入れる深さ、角度、位置)に正確にインプラントを埋め込む事ができるので、安心・安全で正確なインプラント治療を行う事ができます。
ガイデッドサージェリーを使わずに長年の経験と勘で行う場合、歯科医師も人間ですので視力やその日の体調などが影響し数ミリのインプラントポジションのずれが起きる可能性は十分にありえます。この数ミリのインプラントポジションのずれが、人工歯を装着する時点においてトラブルになることは少なくありません。
全顎的な治療や、前歯の「審美領域」でのインプラント治療であればなおさら治療精度が要求されます。
インプラントの再治療は、患者さんにとっても歯科医師にとっても大変な事です。
“インプラント”とひとことで言っても、“クルマ”とひとことで言うのと同じように世界中にあるメーカーによって数百種類の形のインプラントが販売されています。
インプラント治療は自由診療のため費用は歯科医院によって違いますが、
大きく分けると2種類の費用から構成されています。
各歯科医院によってインプラント費用が異なる理由についてですが、大きく分けて5つの理由が考えられます。
採用しているインプラントシステムの違い 現在、インプラントシステムは世界中で100種類以上あります。
歯科治療費の大半は技術料ですが、治療に使用する歯科材料の価格が治療費に反映されています。インプラント体の価格は研究開発費をかけて長期のエビデンスを持っている信頼性の高いインプラントメーカーは価格が高くなりますし、後発のコピーメーカーは信頼性がないため価格は安くなります。
インプラントは体内で長期間利用するものですから、当然信頼性が高いインプラントシステムを使わなければなりません。
コンピュータガイデッドサージェリーを使用するか インプラントの埋入位置は、理想的な位置からわずか1mmずれるだけでも治療効果は大幅に減少します。コンピュター解析に基づいて作成した正確な埋入位置を示すサージカルガイドを用いてインプラント治療を行うことで、最高の治療成果が期待できます。このサージカルガイドを一人一人の患者さんごとに作製するには大きなコストがかかるため、それに伴い、インプラント治療費も変化してきます。
歯科医師の治療費用の違い 歯科医師による診断や手術などの治療費用の価格設定は自由です。
よって治療費用を低く抑えれば、インプラント費用を安くすることが可能です。
となると治療費用を低価格に設定している歯科院を選びがちですが、インプラント治療はとても難易度が高い治療法であり、その分、技術費用とも言うべき治療費はある程度高くなってしまいます。
インプラント治療は同じ場所に何度も繰り返し行う治療法ではありません。必ずセカンドオピニオンなども含めて実際に治療する歯科医師と話して、過去に行った治療の写真や治療方針などを聞きながら、患者さん自身が納得できる医師に治療してもらうことが大切です。
インプラント治療をする場所による違い インプラント治療は埋め込む場所により難易度が異なり、難易度が高ければ費用も高くなってきます。
特に前歯のインプラント治療の場合は審美性(見た目)の要求が高くなり歯茎の移植手術なども併用していかなければならないため費用も高くなってきます。
最終的に装着する人工歯の違い インプラント治療だけではありませんが、歯に被せる人工歯を製作するのは型を取って歯型を作ったあと、そこに装着する人工歯を作るのは歯科医師ではなく、国家資格を持つ歯科技工士です。
そのため、歯科技工士の技術や歯科材料の精度によって人工歯の価格も異なってきます。
近年、歯科技工料を削減するために中国で人工歯を作る歯科医院も増えているとのことですが、インプラント治療を成功させるためには、歯科技工士の知識・技術力が重要となってきます。
どんなに素晴らしい設備や治療器具を使用したとしても、結局使うのは人間です。使う目的や使い方が違えば、結果は大きく違ってきます。インプラント治療は歯科治療の中で、最も難易度の高い治療法の中のひとつです。そのため、歯科医師個人の考え方や治療に取り組む姿勢、更に性格までもが治療の結果に大きく影響してきます。
インプラント治療は無敵ではありません。歯周病や咬み合わせなどのメンテナンスは絶対に必要です。
担当医だけでなく口腔内清掃を担当する歯科衛生士ともコミュニケーションをしっかり取って、長いお付き合いのできそうな歯科医院を選んでください。
過去に実際に行ったインプラント治療の口腔内写真を見せてくれるか 歯科医院を選ぶ基準で特に重要なのは、実際に行った術前・術後の口腔内写真とレントゲン写真を見せてくれながらインプラント治療の説明をしてくれるかどうかです。さらにその写真が全て同じアングルで撮影されているかどうかも重要になってきます。
レントゲン写真はどこでも撮ると思われますが、口腔内写真は患者さんの記録であり歴史です。
信頼できる歯科医院であれば自分で治療した患者さんの初診時から現在までの口腔内写真とレントゲン写真は必ず保存しています。
口腔内写真を撮っていなければ正確な診断、その診断に基づいて行う治療に対しての検証は絶対に出来ません。
立川のひろた歯科でも、インプラント治療の豊富な口腔内写真を保持しておりますので、いつでもご覧いただけます。
セカンドオピニオンの重要性 当院ではセカンドオピニオンを全ての患者さんに推奨しております。
セカンドオピニオンとは立川あるいは他の地で開業している複数の歯科医師から意見を聞き、患者さん自身が納得して治療を受けるための権利です。
インプラント治療だけではありませんが、歯科医師によって様々な考え方がありますので、実際に意見を直接聞くことで信頼することができる歯科医師かどうかがお分かりになるのではないでしょうか?
「他の先生に話を聞くのは、担当医の先生に失礼になるのでは?」と考えている方もいらっしゃるでしょうが、それを失礼だと思う歯科医師は患者さんの信頼に値するとは思えません。
遠慮なさらず担当医の歯科医師に「他の病院にセカンドオピニオンを聞きに行きたい」と伝えることが重要です。
インプラント治療に対応できる滅菌システムを導入しているか 日本で普及している滅菌器のうち90%以上はインプラント治療ができる滅菌レベルには対応しておりません。
「患者さんに使用する器具は滅菌器で滅菌しています!」とホームページに書かれていても、その滅菌器が完全に滅菌することが出来ないものであれば、不完全な状態で次の患者さんに器具を使用することになります。さらにアルコールを染みこませたガーゼで拭いただけでは何も変わりません。
院内感染対策はどの滅菌レベルで滅菌できているかが極めて重要です。
過去の新聞報道にもあったように日本の院内感染対策の現状は、残念ながらあまり徹底されているとは言えません。
インプラント手術の時だけ徹底して院内感染対策を行っても、手術以外の治療は全て通常の診療となりますので、通常診療のときの院内感染対策をしっかり行っているかどうかを確認しておくことが重要となります。
インプラントに特化した歯科医院の方が技術力があって安心って本当?インプラントだけで問題を全て解決できる患者さんは居ません。
インプラントが必要な方は歯周病や虫歯、咬み合わせ、詰め物・被せ物の不適合などの複合的な問題を抱えています。よって、総合歯科医院で原因の根絶と全体解決を目指すことが重要です。
他の歯も見ずに、無くなった部分のインプラント治療だけでは本当の意味での解決にはなりません。
歯は1本だけではなく28本全体でバランスが取れています。そして1本1本それぞれに役割があります。
抜歯前 | 抜歯後 |
インプラント埋入 |
埋入と同時に 骨造成 |
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縫合 | 抜歯後 2ヶ月 |
抜歯後 4ヶ月 |
補綴物 装着 |
治療前 | 治療後 |
---|---|
抜歯前 | 抜歯後 |
インプラント埋入 |
埋入と同時に 骨造成 |
---|---|---|---|
縫合 | 抜歯後 1ヶ月 |
補綴物 装着 |
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初診時
右下6番目の奥歯は、レントゲンに示す通り根尖病巣が進行しており、抜歯せざるを得ない状態。
抜歯後、GBRによる骨造成をうとともに、 内側に倒れている7番目の奥歯を限局矯正してまっすぐ上向きに調整。
縫合 | 抜歯後 3ヶ月 | LOT後 | インプラント埋入 に十分な骨 |
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ワックスアップからスキャンテンプレートを作成。
スキャンテンプレートを装着した状態でCTスキャンを行い、ストローマンガイドソフトウェアで診断・埋入位置の決定を行います。
プランニングによって計算された埋入位置に基づいて、サージカルガイドを製作。
サージカルガイドを装着して、寸分違わぬ位置にインプラントを埋入します。
生体親和性の高い、ジルコニアアバットメントとジルコニアの上部構造
ジルコニアの上部構造には、セラミックを盛って天然歯と間違えるほど自然な仕上がり。
ねじれていた噛み合わせのラインも正しくまっすぐに修正することができました。
インプラントは、過剰な咬合力がかかった場合、インプラント周囲炎により骨の吸収を認めることがあります。
インプラント周囲炎の可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。